福島大学は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、
9月末までネットで授業を行うと2日発表しました。
▼NHK福島の報道
福島大 前期はネットで遠隔授業 04月03日 12時52分
新型コロナウイルスの影響で、福島大学は、前期の授業の開始日を1か月ほど遅らせて来月7日とするほか、9月末まではインターネットを使って授業を行うことを決めました。 これは2日、福島大学が発表しました。 福島大学の前期の授業の開始日は今月9日の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大型連休明けの来月7日となりました。 また、9月末までのことしの前期の授業は、基本的にすべて、インターネットを使った遠隔で行うとしています。 福島大学では、今月6日に予定されていた入学式も中止となっていて、新入生も6日から8日にかけてガイダンスを受けたあと、2年生以上と同じ5月7日から、インターネットによる授業を受けるということです。 大学は学生に対し、自宅のインターネット環境をできるだけ整えるよう呼びかけています。 また、発熱やせきなどの症状がある場合には、大学に行かずに自宅で療養し、体温や具体的な症状を大学が作成した用紙に記録するよう求めています。 前期の授業が開始が遅れ、インターネットで行われることについて、人間発達文化学類の2年生の男子学生は、「授業は密閉した空間で行うことになるので、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐという面ではいいと思います。ただ、こうした方法で授業を受けたことはないので、不安な面もあります」と話していました。 また、共生システム理工学類の新入生の女子学生は、「説明はまだ受けていませんが、できれば大学の中で授業を受けたいです。県外から来たこともあり、授業などを通じた新入生同士の交流の場がなくなってしまうことは残念です」と話していました。 県内の国公立大学では、福島県立医科大学もインターネットを使った遠隔授業を行うほか、会津大学でも導入に向けて準備を進めています。
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